エリート刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」
拘置所では一応どの刑務所に行きたいのか希望を聞いてもらえる。
「一応聞いておくけど、どこの刑務所がいいか希望はあるか?」
「あさひ島根社会復帰促進センターです」
(正式名称をすらすらとちょっと誇らしげに)
腰縄つけて東京駅ってちょっと見せ物的だけど。懲役じゃないから仮釈ないらしいけど。同じ刑務所だったら、やっぱ志が高いって大事。魅かれる。
「ダメだ。あそこは病気持ちは入れん。」
「...(病気持ちって...言い草よ)」
「何でそこがいいと思ったんだ」
「本とかで...プログラムとかしっかりやってもらえるって...」
(カットイン)
「あそこにいけば薬物を簡単にやめれると思ったら違うぞ。自分自身でかなりの努力をしないとやめてるもんじゃない。甘い考えは捨てなさい。」
「...(知ってますよ。こちとらどこに出しても恥ずかしくない立派なヤク中ですし。甘く考えてないから行きたいって言ったのに。この人日本語通じない。)」
「八王子医療になるだろう」
「...(じゃーなんでどこがいいって聞いた)」
行きたくて行けなかった場所、さらにもっと奥の奥の奥の話。「プリズンサークル」。撮影と収監が時期的にもろかぶってたんで、収容先のリクエストが叶えば、はしっこあたりにこそっとうつれてたかもしれなかったなあ。
マックのポテト食って帰ろう。