ある依存症者の終わらせたい日記

人生の大事なことは覚せい剤が全部教えてくれた。HIV×ゲイ×依存症×前科⇒精神保健福祉士のライセンス失効⇒最近復権。君子豹変して絶対に幸せになる。

エリート刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」

拘置所では一応どの刑務所に行きたいのか希望を聞いてもらえる。

 

「一応聞いておくけど、どこの刑務所がいいか希望はあるか?」

「あさひ島根社会復帰促進センターです」

(正式名称をすらすらとちょっと誇らしげに)

腰縄つけて東京駅ってちょっと見せ物的だけど。懲役じゃないから仮釈ないらしいけど。同じ刑務所だったら、やっぱ志が高いって大事。魅かれる。

 

「ダメだ。あそこは病気持ちは入れん。」

   「...(病気持ちって...言い草よ)」

「何でそこがいいと思ったんだ」

   「本とかで...プログラムとかしっかりやってもらえるって...」

(カットイン)

「あそこにいけば薬物を簡単にやめれると思ったら違うぞ。自分自身でかなりの努力をしないとやめてるもんじゃない。甘い考えは捨てなさい。」

   「...(知ってますよ。こちとらどこに出しても恥ずかしくない立派なヤク中ですし。甘く考えてないから行きたいって言ったのに。この人日本語通じない。)」

「八王子医療になるだろう」

   「...(じゃーなんでどこがいいって聞いた)」

 

行きたくて行けなかった場所、さらにもっと奥の奥の奥の話。「プリズンサークル」。撮影と収監が時期的にもろかぶってたんで、収容先のリクエストが叶えば、はしっこあたりにこそっとうつれてたかもしれなかったなあ。

 

マックのポテト食って帰ろう。

 

f:id:ultrakidz:20200125101756j:image