プリズンサークルを観てきた
刑務所の空気にフラッシュバックを覚える。知ってる分見えていないとこまで思い出してしまい少しつらい。時折挟まれる外の風景でなんとか息をつく。
四人の主人公に自分が映る。
罪状も境遇も全然違うのに。
いつも何かが足りてない感覚。それが当たり前。足りないもんだってあきらめているから頑張りきれない。もう十分だから休みなよって言えない。自分も他人も許せない。結果やり過ぎて底無しになる。
とにかく前に前にと進むしかない生き方をしてきたから行く場所はあっても帰る場所がない。
涙を流せた彼らが少し羨ましく思えた。
坂上監督が舞台挨拶で「個性を奪われてこれまで生きてきた彼らにまたモザイクをかけて傷つけるようなことはどうしてもしたくなかった」って。愛だなあ。モザイクかかってても彼らのらしさはしっかり伝わってきたんで安心してくださいね。
列に並ぶようなタイプの人間ではないという自意識と戦いながらもらったパンフのサイン