ある依存症者の終わらせたい日記

人生の大事なことは覚せい剤が全部教えてくれた。HIV×ゲイ×依存症×前科⇒精神保健福祉士のライセンス失効⇒最近復権。君子豹変して絶対に幸せになる。

弁護士のH先生への手紙

初雪が待ってます。下がる気温にあがるテンション。道産子の先生にとってはだからどうしたって程度の雪でしょうが代り映えしないこの窓からの景色が白一色に変わっている様子に目を奪われます。先生はいかがお過ごしでしょうか。

年末はお忙しい中、面会に来ていただきありがとうございました。また実家への連絡もしていただいたようで親子ともども感謝しています。

そういえば面会のときに先生の進捗状況(読書へのとりくみ)の確認をスルーしてしまいました。その後いかがですか。ボクにとっては本は掌の宇宙。別世界への入り口です。マッチ売りの少女(ご存じ…ですよね)が灯す炎の中にあらわれるつかの間の陶酔に近いものがあり、この感慨を先生にもぜひ味わってほしいなあと思っています。まあ本物の自由が身近にあればそうありがたいもんでもないのかもしれませんけど。先生にも読書の風が吹く日を待ちつつ、ボクはもうしばらく本を通してかりそめの自由に耽溺します。

満期が来年の5月11日なんで今月の12日がちょうど中間地点。今はもう折り返している状態です。早いのか遅いのかよくわかりませんが、「濃い」時間です。濃いといってもスケジュールがきちきちに詰まってという密度的充実ではなく、色合いの深さとてでもいいましょうか、とにかくゆとりある濃い時間です。この濃い日々について具体的に話したいところですが、それは社会に出てからのお楽しみに。直接お会いしたときのためにとっておきたいと思います。

寒い日が続きますが、身体に気を付けてください。先生の幸運と幸福を祈っています。いつもありがとうございます。感謝を込めて。

 

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