親への手紙 その２４

改めましてあけましておめでとうございます。
今年一通目の手紙です。
年越しはＳも帰省したようでゆっくりすごせたんではないでしょうか。
じいちゃんもばあちゃんもあいかわらず元気そうですね。
Ｈおばちゃんも、Ｍおばちゃんも、みんなが穏やかに生きれる一年になればいいと思っています。
年末は多めに本を差し入れてくれて助かりました。ありがとうございます。
府中刑務所の年末年始はかなりあわただしいものでした。数千人規模のわさわさは半端なく、年末の手紙が二通分一緒に昨日届きました。本は三冊今日受け取れました。今から読むのが楽しみです。
こちらは１２月２８日が御用納めで１月３日までが免業でした。この期間に丸一年のご褒美を集中させたかのようにおせちやらお菓子屋らが特配され、年間を通して安定していた体重が一キロ増えました。正月太りです（すぐに戻りましたけど）。体重が戻るとともに日常が何もなかったようにはじまっています。
体調は特に変わりありません。１２月の血液検査の結果が出ました。ＣＤ４値が２４０。これまでの推移をみるとここらで高止まりかもしれません。ウイルス量は減っていたので出所してからは社会生活の中で活動性を高めながら体力とともに免疫を鍛えていきたいところです。
さて年末２２日にＩＷさんが、２５日にＫＴ先生とＨＴ先生が面会に来てくださいました。
仕事については、これしかやったことがないからというところも大きいですが、もう一度ソーシャルワーカーをやり直してみたいという気持ちがあります。前とは違うやりかたでチャレンジできたらなあと思っています。
東京はここのところ晴天続きです。１１月から屋外運動は一度も中止になっていません。少しずつ日も長くなりつつあります。定点観測が可能な毎日なので太陽の動きに敏感になります。こんな経験が全部残らず活かしていける生き方が目標です。あいかわらずと思われることばかりでしょうが少しずつでも。
二人とも体に気を付けてお過ごしください。今年もよろしくお願いいたします。