ある依存症者の終わらせたい日記

人生の大事なことは覚せい剤が全部教えてくれた。HIV×ゲイ×依存症×前科⇒精神保健福祉士のライセンス失効⇒最近復権。君子豹変して絶対に幸せになる。

新宿区LGBTミーティングに行ってきた

実は僕には子供がいる。
当時仲の良かった女性とはずみで、初めてやって、その一回でできた子だ。

普通に結婚して子供を作って家庭を築くことが当たり前だと信じていた。
男性のことが好きだとは自覚していたが、男性同士でずっと暮らしていくなんてイレギュラーな生き方の先に幸せはないと思い込んでいた。
女性とのセックスは50メートルを息継ぎなしで泳ぎ切ったあとの開放。
男性とのセックスは深くどこまでも溺れることのできる恍惚。
そんなに楽しいものではないが、女性とも頑張ればセックスできるし、自分はバイセクシャルなんだと。だったら周りも受け入れやすい女性との結婚がベストだと疑わなかった。
頑張らないとできないセックスなんておかしい。
そのことに気づいたのはずっと後になってからだった。
妊娠したと聞かされた時、これで終われた。救われたと思った。うれしかった。
だけど違った。
短い結婚生活だった。
たくさん傷つけた。
幸せになろうとしただけで、どうしてこうなるのかわからなかった。

今、彼氏がいたとして、ずっと一緒にいたいと思えたとして、ここにパートナーシップ制度があったとして、その制度に乗るかどうかはわからない。だけど選択肢があるかないかは大きな違いである。今の自分の生き方を自分で選んでいるという責任がそこに生まれるから。
権利とか義務とかそんな大きな話はできない。「好きな人と一緒に暮らすことを保証してほしい」ってそんなだいそれた願いなんだろうか。僕はわがままなのだろうか。

 

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