ある依存症者の終わらせたい日記

人生の大事なことは覚せい剤が全部教えてくれた。HIV×ゲイ×依存症×前科⇒精神保健福祉士のライセンス失効⇒最近復権。君子豹変して絶対に幸せになる。

クスリはあなたを待っている

昔からの友達に久しぶりに電話をして「ちょっと今いい?」と都合を確認したところ「どうしたん?そんな気を遣えるようになってw」と笑われた。社会に迎合するようになってしまった自分にがっかりする。

一方で、闇雲にもっともっとを求める自分もいる。“あれも欲しいこれも欲しいもっと欲しいもっともっと欲しい“♩変化を求める自分とそれを拒否る気持ちを内包する。


薬に対しても同じだ。身勝手に暴れまわる呪われた右腕をまともな左腕で必死に抑えこもうとする「もののけ姫」のアシタカのよう。(そういえばアシタカの腕のアザって、タタリ神の呪いはとけても最後まで消えなかったなあ)「使いたい」と「使いたくない」の拮抗に翻弄されてヘトヘトだ。どっちかに振り切ってくれれば楽になるのに...。


変わらないのは薬だけ。最後に使ったのが判決を受ける直前に霞ヶ関の駅のトイレだったけなあ。あれから約五年ぶりのスリップ。オリンピック金メダル級の快感は盤石だった。「ちょー気持ちいい」「何も言えねっ」「レベルたけ〜」ブランクなし。絶対的存在の安定感ハンパない。薬はいつも裏切らない。

 

だから今使わなくても大丈夫。


連休週末大晦日、誰かのキメセクを羨まずとも生きてる限り薬の効用を享受できるチャンスはいつもある。だから今年は使わない。ダルクのプログラムを三ヶ月やれば(人によっては)世界が変わるらしい。試してみよう(試してみたい)。ダルクはスリップしても受け止めてくれるだろうけど、スリップしなかった方がその効果は高いはず。できれば最大限の効果を得て成果につなげたい。今年の年越しはシラフと決めた。

 

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宝物。どれにしようかな!