ボクの義務
診断書を見ながら思う。
知的障害、身体障害は「できること」と「できないこと」がはっきりしていてわかりやすい。
精神障害は「出来る時」と「出来ない時」とがあるのが特徴と言える。
依存症はどうだろう。
「回復したい気持ち」と「回復したくない気持ち」が共存両立している。
周りからしてみれば実に分かりづらいものであろう。
「この理解しにくさを理解してもらうために努力することは、障害者として特別なサービスを享受するにあたっての最低限の義務ではないだろうか。」
権利とは義務の行使を条件に与えられるものではない。
だから、きっと一般論としてはこの僕の考えは間違っているだろう。
ただ個人的価値として、生き方として僕はそうしたいと思う。