ある依存症者の終わらせたい日記

人生の大事なことは覚せい剤が全部教えてくれた。HIV×ゲイ×依存症×前科⇒精神保健福祉士のライセンス失効⇒最近復権。君子豹変して絶対に幸せになる。

親への手紙 その27

 毎日少しずつですが、でも確実にあたたかくなっています。この手紙が着くころにはさらに春めいているんじゃないでしょうか。
お元気ですか。
昨日は3・11の黙とうがありました。
ここ最近はそういえば地震がないなあと思いながら目を閉じていました。いつかここで黙とうしたことを思い出す日が来るのかもしれません。
前回の手紙にモノを書くのが好きそうだから小説でもなんでも書いてみてはとありましたがそんなに好きではない…正直。何かを書くというのは手紙にしても日記にしても疲れるんです。それでも必要に迫られるというか、他人との接触のほとんどない生活の中で唯一の思いを吐き出す手段として書いてしまうというか…書きたくて書いてるわけではないけれど、書かないわけにはいかない。そんな感じです。これは読書にも共通する感覚です。好きな人たちと自由に会話できるようになればこの切迫感は消えていくんでしょう。純粋に楽しむためだけに文学したい今日この頃です。(だからっていやいや手紙を書いてるってわけじゃないので誤解しないでください)。
そういえば今朝がた変な夢を見ました。前の家に住んでいたころ、留守番をしていてふと気づいたら玄関のキジのはく製と金魚の水槽が消えてしまってそれをSちゃんと二人で探しに奔走する…そんな内容でした。近所の公園の遊具に金魚がメタモルフォーゼしていたというよくわからないオチでした。
明け方の夢はいつもあわただしくて騒がしい。その分目覚めた世界の静寂が際立ちます。晴れでも雨でも曇りでも夜明けの空はいつも一律に群青色。外の闇が濃い青になりはじめたらトイレに起きて、水を一口飲んで、布団にもどり、夢とうつつを行ったり来たりさすらいながら6時45分の起床の合図をまちます。この早起きの習慣はいつまでもなくしたくないです。
今日はこのあたりで。
いつもありがとうございます。

 

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夢で見たやつはもっと立体的なタイプで赤いペンキが剥げかけていた