ある依存症者の終わらせたい日記

人生の大事なことは覚せい剤が全部教えてくれた。HIV×ゲイ×依存症×前科⇒精神保健福祉士のライセンス失効⇒最近復権。君子豹変して絶対に幸せになる。

薬物依存離脱指導実施プログラム その3

府中刑務所
薬物依存離脱指導実施プログラム 全5回 その3
教育部の男性 2名  女性心理士1名
渋谷ダルクの方 日本ダルクの方
9:30~11:00 病舎二階5名(HIV、ゲイクローズド)
ダルクミーティングを体験してみよう


テーマ「底つき」
自分の話したこと~三回逮捕されたけど、一回目は取り繕えたので底つけなかった。底つきのチャンスを逃した。とりつくろえたつもりたったのに事態は改善せず、同じ失敗を繰り返した二回目、三回目の逮捕でもうこりごりとなるかと思いきやそういかず…。逮捕をきっかけに周りの人たちに自分のかくしていたこと(ゲイ、HIV、前科、アディクション)があらわになり、背負うものがなくなったような気がして解放感すら覚えてしまった。もう仮面をかぶらなくてもいい、コントロールにこだわらなくていいんだと。今の状況は客観的にみて底つきなのかもしれないが、その底で少し休めている。これま元来もってうまれた気質であり、どこまでも変わらないのかもしれない。

参加してみての感想。(一人ブレスト)
・底つきと回復に因果関係はあるのか。底をつかないと回復しないのか。
・なんだか不幸自慢大会みたいになってる。
自死をかんがえたことのある人が多く驚く。比べるものでもないだろうが、こういう体験をきくと自分はお気楽だなあと実感する。だけどどんな場面にたとうが自分は自死を選択することはない自信はある。(だからといって自死する人を弱いとか間違ってるとかいうつもりはない。これはもうただタイプの違いなんだと思う)。
・アルコールのリスクへの持論(薬はの渇望の回避に酒を飲む)に対して、「自分が納得できるまでためしてみたら」どの助言に度量の大きさを感じる。突き放したような言葉だけど、決してそんな風には感じなかった。
・なんだかだるくて午後からの作業がはかどらない。このミーティングのせいだと思う。ディープな他の人の話にやられてしまったのか。ただただ聞きっぱなしってのはしんどいものだ。
・話すより聴く方が堪える。仕事のときみたいにプランニングに逃げず、まとめ上げてリセットせず、解釈して自分の枠におさめて安心させることもできない。相手の話を自分の安心に落とし込まず、ただ受け入れる。
・もどる場所が単独室だからひきづりやすい。

 

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魔女狩り反対!