薬物依存離脱指導実施プログラム その４

府中刑務所
薬物依存離脱指導実施プログラム　全５回　その４
教育部の男性　２名　　女性心理士１名
ウェルカムグローイングアップの方　３名
９：３０～１１：００　病舎二階５名（ＨＩＶ、ゲイクローズド）
ＮＡミーティングを体験してみよう

テーマ「仮面」
参加してみての感想。（一人ブレスト）
・二回目の「ここにいる理由」、三回目の「底つき」で話したことと重なるエピソードも出てくる。自分の言葉で自分の人生を語ることでナラティブを確認する作業になるのだろう。少しずつだが前よりはうまく話せるようになってきている気がする。
・言いっぱなし、聴きっぱなしということは誰かに対してというのでなく、自分自身に対して話をしている感覚に近い。メンバーもうなずいたり笑ったりしてくれているがその中から自分にとって都合いい反応を自分に取り込んでいる。
・前回疑問に感じていた他の人の話にダメージを受けたときの対処法についてアドバイスをもらう。結局ダメージを受ける前に賢く逃げろ。すべて引き受ける必要はないとのと。自分自身に対して話をする場ゆえんだ。境界を学ぶということでもあろう。
・ＮＡの方がダルクに比べできあがってない、あえて完成させないという面で参加しやすそうだと感じる。
・改めて「仮面」について自己のナラティブを振り返ってみようと思う。
・アノニマスネームも仮面の一部なんだろうか。無名であるのにどうして名前が必要なんだろう。
・覚せい剤に直接関係ないエピソードを語ることがどうして覚せい剤をやめることの役にたつのだろう。

・シラフのセックスでも満足できるようになるもんなのか聞いてみればよかった。