ある依存症者の終わらせたい日記

人生の大事なことは覚せい剤が全部教えてくれた。HIV×ゲイ×依存症×前科⇒精神保健福祉士のライセンス失効⇒最近復権。君子豹変して絶対に幸せになる。

親への手紙 その9

元気ですか。2月27日の18時。。
本日、府中刑務所に移送になりました。今は病舎の単独室という場所にいます。
部屋は東拘、八王子と同じ仕様です。(年季の入りぐらいは八王子がぶっちぎりですが)。
雰囲気は似ていますが、日当たり良好なのでこの時間でも八王子の時のように凍えることなく安心しています。食事もこちらはボリューミーで味付けも濃いようです。制限ある生活の彩を左右するのは食事なので気になっていました。
八王子では自分は軽症者あつかいだったんですが、ここではやっぱり健常からはなれた人間なんだと実感します。そのことを周りの反応からうかがい知れます。相対評価ですね。

マイクロバスでの移送中、大きな音をたててぐるぐると動き続ける街の人たちを見ててそれだけでぐったりしてしまいました。体もこころも刺激のない世界になじみ切っていた証拠です。明日から大変そうですが、リハビリとは痛くきついものですし覚悟ですね。
今のところ何もわからない状況なので使えることもできることもこのくらいです。

心配かけてすみません。次は三月末の手紙で。
お体に気をつけてお過ごしください。

 

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西の大阪、東の府中