親への手紙 その33
梅雨に入り、降ったりやんだり落ち着きのない天気が続いてましたが、今日はきれいな青空です。雨のない六月のぬるい陽気にはついあくびがでます。あくびしてる場合じゃないんでしょうけど…。
お元気ですか。こちらは特に変わりありません。仮釈については決定許可はおりているようでして来月には出れるはずです。
身元引受人には事前に日程が知らされるらしいですが、引受人でない家族への連絡についてはわかりません。とにかくその日をただ待つだけです。ただワクワクは抑えられずとても疲弊してしまいます。気の早いはなしかもしれませんが、出てからやらなければいけないことのリストを作ったりしてどうにか紛らわしています。なんだか保釈中を思い出しますがとにかくしばらくはあわただしそうです。
保護会利用予定者への説明会があって、出所者は出所後そのまま観察所へ行くようにと重々滾々と言い聞かされました。保護会にもこまごまとしたルールがあるようです。いきなり解放されるよりは仮釈というしばりのある立場でもあるし、ちょうどいい具合なのかという気がします。とにかく安心してもらえるような生活をとりもどすことを第一に頑張ります。
いつも感謝しています。二人ともお体に気を付けてください。
刑務所って見方によっちゃあシャバよりもイノセントワールドだよね。そしてボクはミスチルで育ってきた。