ある依存症者の終わらせたい日記

人生の大事なことは覚せい剤が全部教えてくれた。HIV×ゲイ×依存症×前科⇒精神保健福祉士のライセンス失効⇒最近復権。君子豹変して絶対に幸せになる。

ナカユクイ

ダルクを休んだ。理由らしい理由はない。雨降ってるし、なんかだるいし、かったるいなあってそんな感じ。言い訳を考えもせず、休みますとも連絡せず、ただ休んだ。つまりサボりだ。このことをどう評価すればいいのだろう。

12月から三か月はやめずに通うという課題を自分に課して、ダルクのミーティングを優先順位のトップにおいてやってきた。休んだって誰か文句を言うわけではないし、誰に迷惑をかけるわけでもない。ただ自分への言い訳は自分には通用しない。見破り見破られてしまう。きっちり通うのは自分を納得させるためだけだ。だからがんばった。

人の体の細胞は三か月ですべて入れ替わる。ダルクもとにかく三か月は通いなさいという。どうも三か月ってのがキーらしい。11月にスリップしたあのときの自分と今の自分は別人なのか。いや違う。鏡に映る自分は同じ自分のまま。変わったことといえば髪の色くらい。HIVも依存症もまだ治っていない。この三か月で何が変わったんだろう。

オレ変わった?って誰かに聞いても答えてはくれないだろう。せいぜい「顔色よくなったね」ってくらいかな。あっ、後はLINEの友だち登録が42と過去最高記録を絶賛更新中。ブログも毎日書いている。(読者数とかアクセス数は報酬系を刺激して囚われるからよくないという忠告を守り、見たいけど見ないようにしている。逆に気になりすぎて気持ち的によくないんじゃないかってときもあるけど…)。

うまくサボれるようになったってことは成長だと思う。結果的に楽になった気がする。一生ミーティングに休まず通い続けないと思ったらかなしくて泣けてしまってたから。今自分にはミーティングしかやるべきことがないのに、そのミーティングをサボっても受け入れてもらえる自信。ダルクとNAには自信を与えてもらった。サボってよかった。サボらないと気づけなかった。

人生を春夏秋冬って考えると、時期的にこの三か月は長い人生の夏休みだったのかもしれない。毎日夜更かしして、映画見て、本をたくさん読んで、ボランティアして、新しい友達を作って、苦い恋をして、元の生活を恋しがって、やっぱり今のままがいいと往生際悪く思って…。さしずめダルクのミーティングはラジオ体操みたいなもんかなあ。毎回参加のシールを張ってもらった夏休みのいい思い出。

夏休み明けの教室の自分の机がやけに小さく思えたように、また参加する世界は思いのほか…………、どんな言葉が続くかとても楽しみだ。未来が楽しみって最高!これから?とにかく秋を実らせて、冬に向けてゆっくり老けていこうと思う。もうそろそろボクの最後の寒い寒い真冬の夏休みは終わりを告げる。

 

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おはよう!10月ぶりだね。