ある依存症者の終わらせたい日記

人生の大事なことは覚せい剤が全部教えてくれた。HIV×ゲイ×依存症×前科⇒精神保健福祉士のライセンス失効⇒最近復権。君子豹変して絶対に幸せになる。

今はそのとき時じゃない

旧職場で法務省のOBの方との定期面接。

話をしていてもピンとこない。それどころか苦痛に感じる。面談をOBのために意味あるものにしなければと思い取り繕ってしまう。あなたの鏡でありたいってあなたは言うけれど、その鏡、上等すぎて素顔を晒せない。

すごい高みをめざさせようとしている。自分も目指したい気持ちはある。目的は共有しているんだけど、問題が一つ。あなたと一緒に目指したくないんだよなあ。

一度面接の予定を変更して次の予定を入れなかった時に、上層部で、たるんでんじゃないのかって風にあーだこーだ言われてるって話を聞いた。なんだそれ?気になるんだったら自分で連絡してくればいいのに。自分だったらそうするし、それが対等性だと思う。そんな要注意人物なんだなあ。要注意人物なら余計にできてるとこに目を向けて欲しいと思う。

覚せい剤の事件を。罪と罰という形でしか捉えてないんじゃないのだろうか。そんな風に思えてしまう時がある。保護観察中って謹慎期間なんでしょうか。

今だからこそ理解できることがある。この経験をしたからこそ見えてくるものがある。何ひとつ無駄はなかった。そんなポジティブシンキングはまだ早いらしい。大事なことから目をそらすんじゃない。調子にのるなと叱られる。

よしっと視点を変えて、刑務所の個を無視された劣悪な環境は自分にとっては一瞬でも早く忘れたいもにであり何一つ意味のないものだった。人生を無駄にした時間だったと言ってみた。もう二度と再び法を犯すことにないようにという願いが法律には込められている。その精神を受け止めて欲しいと返された。腐ったドブ水も元は澄んだ湧き水だったんだからありがたく飲み干しなさいってことか。

月一回、面接で話をするだけで贖罪を促すことなんて果たして可能なんだろうか。こんな面接なんかよりもパートのおばさんが毎朝作ってくれるおにぎりの方がずっと心に美味しい。

 

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