ある依存症者の終わらせたい日記

人生の大事なことは覚せい剤が全部教えてくれた。HIV×ゲイ×依存症×前科⇒精神保健福祉士のライセンス失効⇒最近復権。君子豹変して絶対に幸せになる。

綺麗事は綺麗なのだ

東京に戻りNAに参加。

いつもより人が多い。

空いてる会場が少ないせいだからだ。

アディクトには休みはないということか。

みんなミーティング依存ですね。

 

「今も苦しんでいる仲間に」って祈りの15秒でミーティングが幕を開ける。

年末年始のこの時期、薬使ってる人って多分しっかりアゲアゲ中で絶対苦しんでないよなあ(いいな〜)って思いながら、とりあえず形式的に目を閉じて祈ってみる。


色々あったけどとりあえずちょっと本気出してみようと思う。

努力しなければ後悔もない。

本気出して失敗したらカッコ悪いし、ショックだし、それを正面切って受け止める自信はないし、先延ばし先延ばしにしてここまできてしまったけど...

この先どうなるのかなんてわからない。

だけども「使わないかもしれない」という可能性を信じて生きていこうと決めた。


具体的な行動変容よりもとりあえずの反省の姿勢を重視する日本社会。

これから何ができるかよりもこれまで何をしてきたかを重視する日本社会。


そんな風に批評してみたところで今の自分に山を動かす力はないし、家族さえも安心させられない。

だから今年はやめるための手立てがここにあるならば何にでも手を出してみようと思う。

これが今の自分なりの最上級の素直さだと思う。