ある依存症者の終わらせたい日記

人生の大事なことは覚せい剤が全部教えてくれた。HIV×ゲイ×依存症×前科⇒精神保健福祉士のライセンス失効⇒最近復権。君子豹変して絶対に幸せになる。

いまのきもち

年末のの帰省を親が楽しみにしているのはLINEからでも伝わってくる。

親ですね。

地元の友だちに会う予定があることを伝えると間髪入れず「それはやめてほしい」のレス。不肖の息子の噂が流れるのを危惧してるんだろう。帰るのを止めようかと思うくらいにやな気分。「怒りは自分への敗北」という座右の銘を見事に打ち砕く。

親ですね。

この親への怒りは正直に打ち明けてやめさせられた職場への恨みと同じものだ。常識と倫理と事実のズレに傷つき、痛み、怒る。


依存への回復の鍵は「嘘をつかない正直さ」と専門家は言う。それを実践するのがいま自分に課せられた第一の命題だ。だけど世間はそれを許さない。社会は依存症の回復のために出来てはいない。正直な言葉が不謹慎と受け止められる。何も言いたくなくなり、何も言えなくなり、そして何も言わなくなる。


自分に正直になれる場所は居心地いい。言いっぱなしの聞きっぱなし。回復だけしていればいい場所。アディクション支援のコミュニティに一生いるのであればそれも叶おう。だけどボクは社会で生きていきたい。

さて、どう折り合おうか。