ある依存症者の終わらせたい日記

人生の大事なことは覚せい剤が全部教えてくれた。HIV×ゲイ×依存症×前科⇒精神保健福祉士のライセンス失効⇒最近復権。君子豹変して絶対に幸せになる。

親への手紙 その26

お元気ですか。
去年の2月最終月曜日に八王子医療刑務所からこちらに移送となり、ちょうど一年です。
特に変わり映えのない毎日です。ぐるっとみわたしても報告事項がない…。

変わりないということは幸せなことなのかもしれません。
朝の目覚めがいい。
朝食がおいしい。
ストレッチが気持ちいい。
作業がテンポよく進む。昼食がうまい。
運動で太陽の日を浴びる。入浴でさっぱりする。
私本が四冊届く。
夕食で満腹。などなど。
一日のざっくりした幸福具合です。
幸福ってなるもんじゃなくて見つけるもんなんだなあと。
こういうのは得意です。
最近読んだ本によると日本人の70パーセントから80パーセントは遺伝子的に不安を感じやすく20パーセントから30パーセントは楽天的であるらしいです。きっと(というか確実に)後者のタイプであるボク。そういう遺伝子をくれてありがとうございますという感じです。

体調はたまに、ごくたまにだるさをおぼえることがあります。診察を申し出る程ではなく、数か月に一回の専門医の診察でも相談するのを忘れてしまいます。言ったとしてもだるいとか頭が痛いとかは根治できない症状でしょうし。

ここ数日また寒さがぶりかえしてきました、スチームの暖気に窓ガラスが大汗をかいています。それでももう3月はすぐそこ。カイロもまだ余っているし、手袋は一度も使わなかったなあ。足の指のシモヤケもそのまま、だましだまし春を迎えることになりそうです。
送ってもらった本のどれを読もうか。この吟味の瞬間が読書中よりも至福です。
いつもありがとうございます。
心配かけてすみません。
来月は血液検査。いい報告ができるといいです。
ボクは元気です。お二人とも健康に気を付けてお過ごしください。

 

 

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今月の手紙は書き終えてさあ読書に没頭しよう!