手負いの熊と金髪
死ぬまでに一度は髪を思いっきり明るい色に染めてみたかった。灰がかった金。ダブルカラー。ガッツリ入って納得の出来。
金髪は職質にあいやすいのでクスリを使っていた時はリスクマネジメント的にナンセンスだった。今ならいつでも職質ウェルカムですから。一つ夢叶う。
ここ最近の幼稚園児が被害にあうニュースが頻回に起こって地域住民がピリピリしている。
この髪の色は真っ当な社会人には見られない。歓迎されない髪の色。職質の警官よりもあからさまで鋭い母親たちの視線。登下校時、送り迎えでワサワサしている小学校前は避けるように。狭い歩道では親子連れと決してすれ違わないように。合理的配慮してます。
それでもこの髪後悔してません。