六年前の五月の最終土曜日の早朝だった。新宿のとある有料ハッテンバを出たボクに待ち伏せしていたパトカーが近づいてきた。ハッテン場の前で出待ちするパトカーって、海へとぺたぺた不器用に這っていく生まれたてのウミガメを容赦なく貪るカモメみたいで胸…
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