ある依存症者の終わらせたい日記

人生の大事なことは覚せい剤が全部教えてくれた。HIV×ゲイ×依存症×前科⇒精神保健福祉士のライセンス失効⇒最近復権。君子豹変して絶対に幸せになる。

反動形成

NAメンバーがバースデイを祝われるのを見て、「よかったよかった、おめでたい」と口にしながら、一方で「何年も我慢し続けてご苦労様です」とも冷めている。

うまくいかない日常の出来事をミーティングでおろす誰かに対して「そんなに辛いなら使っちゃえばいいのに」と意地悪な視線を送る。

三年前にいた人が声をかけてくれて懐かしく笑い合う。心のどこかでは「まだいんのかよ」って毒づきながら。

否定したいわけじゃない。NAの存在の意義も効果も認めている。でも依存症のコミュニティで幸せそうな姿を見せられてもどうも嘘くさいと感じてしまうんだ。