直観でもって法則を超えろ
若者は言った。
「できるだけ長く生活保護をもらって生きていきたいんです」と。
ボクは「何言ってんの?ダメだよそれは」と即座に否定した。
受容、自己決定、非審判的態度完全無視。PSWとしてはナンセンスなアプローチといえる。
「まあそれもいんじゃない…ここではなんでも話していいんだからね」と答えるくらいがきっとソーシャルワークとしては及第点だろう。
わかっている。あえてだった。統制された情緒的関与ってやつだ。
会話のやりとりじゃなく彼の人生に何か伝えたかったんだ。
彼にはその何かを受け止める準備ができていたんだとボクは直観したから。
病院に勤めていたら、たぶん出来なかっただろう。
人生軸で関われる立場だから言える言葉というものがある。その言葉を探すのがけっこう楽しい今日この頃なのである。